先日こんなiPadアプリをみつけました。
「POPKIT」http://popkit.net/
iPadで手書き風のPOPを作ることができるアプリです。
 
零細小売企業さんにとって欠かせないのが、POPです。
「Point of purchase advertising」の略。
直訳すると「購入の時点での広告」です。
 
単純にPOPを書くだけで売上が上がることは、
まだまだ多いです。
 
POPは手書きが良いと個人的には思っています。
パソコンのソフトで作るとパソコンの機能に引っ張られてしまい、
作ることが目的になって、中身がないPOPを作ってしまうことが
往々にしてあります。
Adobeのソフトをプロとして使い慣れている人であれば、
その辺も問題ないでしょうけれど、
そもそもそのような方は小売りという職業選択をしないでしょう。
 
とはいえ、手書きは手書きで、
POPで見せるための字の練習をしなくてはいけなかったり、
写真を切り貼りするのが大変だったりと、
骨の折れる作業です。
(なので、伝わりやすいということでもあるんですが)
 
今回見つけた「POPKIT」は、その中間をいくようなイメージです。


使い方


 
見た目はこんな感じ。
背景キャンバスを選んで、パーツ選んで、文字乗っける。
背景キャンバスやパーツはよく使いそうなものが大体揃っていて、
フォントも使い勝手がよいものが揃っています。
 


写真の切り抜き機能がすごい

このPOPKITのすごいところは、iPadで撮った写真をその場で切り抜いて、
パーツとして利用できるところ。
上記の写真のように、切り抜いて使いたいところを指でなぞっていけば、すぐ使えます。
商品画像もいいし、スタッフさんの写真をつかうのもよし。
女の子の写真をなぞるときは、他人に見られると「変態扱い」されるので注意しましょう。
 
なお、写真に写っているのは、マイカフェのスタッフのゆりちゃんです。みんな会いに行ってね。
 

 
キャンバスにこのように切り抜いた写真データが!
もちろん拡大縮小・回転可能です。
 

 
テキストエディタはこんな感じ。
ま、このへんはちょっとシステムっぽいよね。。。ってとこではあります。


誰が言ってるのかって重要

 
前述のとおり、手書きのPOPだとこういった画像の処理は極めてめんどくさい。
でも、PCでつくるとやぼったくなる。
まさにその中間を行っている感じがこのアプリはします。
 
私がその中でも注目したいのは、
人物の写真を撮ってその場でPOPに取り入れられること。
 
宣伝というのは「誰が言っているのか」ということは重要なポイントだと常々思っています。
たとえば、ある道で知られた人が「オススメ」と言うのであれば、
複数の商品で選択に迷ったときは「オススメ」と言われたものを買うでしょう。
POPでそういった「顔出し」ができることは大きなメリットだと思います。
 
また、もしそうでないとしても、スタッフの顔をだしておけば、
「あ、あの人に聞けばいいんだな」
という示唆にもなります。
お客様から声をかけていただけるというのは、
普通に商売をしていてもなかなかないことなので、
道具としてはとても重宝しそうです。
 


できあがりは



 
結構泥臭い感じですねww
でも、逆に言えば、大体だれでもこれくらいのものができます。
 


実店舗を含めた継続サポートの材料にできる

 
わたしは、普段作って終わりのWEB制作やWEBシステム開発は行っておらず、
継続的にWEBの面、実店舗の集客面までサポートすることが多いです。
というか、ほとんどがそれ前提での契約がほとんどです。
(世間では散々オムニチャネルなどといわれていますしね。)
 
とはいえ、そういった継続サポートをしていくにも、
クライアントさんの本当の姿であったり、
クライアントさんが実は本当に好きなこと、やりたいこと
クライアントさんが求めている本当のお客様
を引き出すのは、なかなか難しいです。
結果的にサポートが手薄になったり、方向がまちがっていたり…ということは
ほぼ毎日おこります。
 
ヒアリングが足りないんじゃないの?と思われるかもしれませんが、
普段慣れた短時間のやり方でヒアリングやワークショップをやってしまうと、
ある一方向に偏ったことを聞き出したり、
また、もっと悪い例ですと、自分にとってハンドリングしやすい方向にだけ
引っ張っていってしまうという例がかなり多いと思っています。
 
これを是正するには、少し時間をかけてクライアントを「自分が好きな相手」にして
雑談をできるようにする。これしか今のところ最適解を見いだせていません。
(わたしがバカなだけかもしれませんが)
 
私はこのアプリの使い方講座のようなものを
サポートの一環として利用して、
クライアントさんとの雑談の時間の増大につかえるのでは?
と思いました。
わいわいと一緒に何かをやるというのは、
わたしたちWEBに関わる者にとっては、
あまり「クライアントさんと作ることのできる時間」ではないと思います。
 
また、このアプリでは、
画像をパーツとして保存しておくことができますので、
わたしたちがクライアントさん専用にパーツをつくってあげれば、
それだけ関係も深くなっていくわけです。
 
ちなみに僕の夢の一つに、
全クライアントの社長さんの息子さん娘さんの結婚式に出る
というのがあります。
関係が深くなっていけば、夢の一つも実現するし、
仕事も円滑。なわけです。
 


もちろん誰にでもあうわけじゃない

皆まで言うななんですが、
このアプリがすべての人に「合っている」わけではないと思います。
ただ、どんなひとにも対応できるように
ツールを知っておくというのはいいことなんじゃないでしょうか?
それもサポートだと思うのです。
 
現場からは以上です。